
株式会社ベスプラ
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『脳にいいアプリ』は、運動・食事管理・脳トレに加え、血圧・体重・骨密度などのバイタルも一括で管理できる中高齢者向け健康アプリです。
学術誌 Brain and Behavior に掲載された論文では、本アプリの利用が認知症および生活習慣病の予防に寄与する可能性が示唆されています。
さらに複数の大規模研究で、歩行速度の向上や血圧・体重の維持・改善などのフレイル予防などの健康効果も確認されています。
日本全国で高齢化が進み、医療費や介護費の増大が社会課題となる中、自治体には住民の健康寿命を延ばし、介護予防につなげる施策が求められています。その一環として各地で展開されているのが健康ポイント・介護予防ポイント・ボランティアポイント事業などです。
これらは、住民の健康づくり活動や検診受診、ボランティア活動などにポイントを付与し、貯まったポイントを商品券等と交換できる仕組みで、生きがいづくりや健康寿命の延伸を目的としています。
しかし、従来の紙台帳・紙スタンプカード方式では、ポイント管理や報酬配布に多大な事務負担とコストがかかり、担当職員の作業量増大など課題となっていました。
こうした背景から、デジタル技術を活用して効果的・効率的に、自治体や市民が無理する事なく、介護予防や高齢者支援を行い、将来的な医療費削減につなげる取り組みが強く求められています。
上記の課題を解決し自治体様のニーズに応えるために開発されたのが、株式会社ベスプラが提供している「脳にいいアプリ×健康ポイントサービス」です。
これは、中高齢者向けの健康維持スマホアプリ『脳にいいアプリ』と、自治体の健康ポイント制度を組み合わせたサービスです。
『脳にいいアプリ』は、認知症研究で有名なカロリンスカ研究所のエビデンスを基に開発された運動・脳トレ・食事管理ができる完全無料の健康アプリで、2017年のローンチ以降、東京都や地方自治体から数々の表彰実績がある信頼性の高いアプリです。
このアプリに自治体のポイント機能を連携させることで、歩行(歩数・歩行速度)や血圧などのバイタル管理、脳トレーニング、食事品目数など日々の健康活動に加え、ボランティア活動やイベント参加、通いの場訪問といった社会参加まで記録・評価し、達成に応じてポイントが付与されます。
貯まったポイントは自治体独自の地域ポイントや電子マネー(PayPayポイント等)に交換可能で、買い物などに利用できる仕組みです。
このサービスにより、高齢者一人ひとりが楽しみながら健康習慣を身につけられると同時に、自治体市民の健康増進と地域経済の活性化を同時に実現することが可能になります。
実際に本サービスは全国で20以上の自治体に導入されており、健康ポイント・介護予防ポイント・ボランティアポイントのデジタル化に幅広く活用されています。現在までの累計利用者数は15万人以上に上り、東京都八王子市など多くの自治体で高齢者施策の柱として活用されています。
本サービスを自治体が導入することで、次のような多くのメリットが得られます。
①介護予防と健康寿命延伸に寄与:
アプリによる歩行・運動の促進、脳トレ習慣の定着、食生活改善などを通じて、高齢者の心身および認知機能低下を予防します。
複数の実証研究では、本アプリの活用で中高年層の認知機能向上や活力増進への効果が示唆されており、継続利用が健康維持に大きく貢献することが確認されています。
こうした予防効果により、将来的な要介護者の増加抑制や医療費削減にもつながることが期待できます。
②高齢者の社会参加・生きがいづくりの支援:
ポイント付与の対象を運動や健康管理だけでなくボランティア活動やイベント、通いの場参加まで広げているため、高齢者の外出機会の創出や地域貢献活動の参加を促し、高齢者の孤立防止や生きがいづくりにも寄与します。
楽しみながら取り組める仕掛けで、社会参加を後押し、フレイル予防に繋げることができます。
③地域経済の活性化:
ポイントは電子化されているため、市内の協力店舗での買い物に利用したり、電子マネーに交換したりすることが可能です。
例えば、貯めたポイントを地域商店街で直接決済できたり、PayPayポイントに交換できるため、高齢者の消費行動を地域内に循環させる効果があります。
健康づくりを通じて市内の経済活動にも波及効果をもたらす点で、一石二鳥の施策と言えます。
④事務作業の効率化(ポイント事業のDX化):
従来の紙台帳によるポイント管理を、当アプリと自治体専用サイトで置き換えることで、自治体職員の事務負担を大幅に軽減します。
ポイントの申請・承認・集計はシステム上で行われ、ポイント付与や交換もアプリ上で手間なく完結します。店舗などへの支払いも運営会社ベスプラが安全に実施します。
これにより、自治体担当者は住民対応や企画運営など本来業務に注力でき、事業全体の効率と持続性が向上します。
⑤低コストな導入:
本サービスは共通のスマホアプリ基盤を各自治体で共有するため、一からシステム開発を行う必要がなく、開発・導入コストを大幅に抑制できます。
導入に必要な費用は、「1.ポイント原資」「2.保守費」「3.業務サポート費」の3つだけという明瞭な料金体系です。
1.ポイント原資は、1人または全体で上限設定が可能です。
2.保守費は、自治体の規模(参加人数)に関わらず、月額定額なので参加者が増えても費用は変わりません。
3.業務サポート費は、チラシデザインや印刷など必要に応じてご依頼ください。
⑥手間なく迅速な導入:
導入作業も簡便です。ポイント設計を決めて、テンプレートを基にチラシを作成するだけです。その他必要な事はベスプラがサポートいたします。
市民にはチラシ・操作手順書を配布することで、アプリをインストールしてもらい、ボランティア施設等には専用QRコードを設置するだけで運用開始できます。
標準的なスケジュールで約3か月程度でサービス開始が可能であり、早期に事業効果を発現させることができます。
⑦分かりやすい効果測定:
導入後はベスプラから毎月レポートを報告いたします。
月次レポートから、市民がどのくらい歩いているか、社会参加しているか、ポイントを貰ったり使ったりしているかなどを月ごとの推移も分かります。
これにより、本施策の参加者の活動状況や健康状態などの分析が容易となり、次の施策に繋げやすくなります。
⑧高い利用率・継続率:
アプリは、シニア層にも配慮した分かりやすいUI設計と充実したサポートにより、高齢者でもスムーズに使いこなせるのが特長です。
その結果、参加した市民の継続利用率は80%以上と非常に高く、一度始めた方が長期にわたり楽しみながら健康活動を続けています。
自治体側でも導入後の定着率は高く、一度始めた自治体は毎年事業を継続しています。このように住民にも行政にも満足度が高いことが特徴となります。
2021年より八王子市がベスプラと協働で開始した、スマホアプリを活用した介護予防ポイント事業です。
60歳以上の高齢者を対象に、歩く・食べる・脳トレ等の健康活動やボランティア参加でポイント付与し、貯めたポイントを市内協力店での買い物やPayPayポイントに交換できる仕組みを構築しました。
2025年4月時点で、約1万2千人以上の市民が登録利用しており、楽しく健康づくりに取り組んでいます。
この取組は高齢者の外出促進や社会参加につながる優れた事例として評価され、官民連携で進める健康施策として日本健康会議2024「健康でいられる地域づくり表彰」最優秀賞を受賞しました。
八王子市は本サービスの活用でフレイル予防と地域活性化を両立し、全国のモデルケースとなっています。
伊勢原市では従来から介護支援ボランティアポイント事業を展開していましたが、ベスプラのサービス導入によりポイント管理のデジタル化を実現しました。
紙の台帳管理からアプリ管理に移行したことで、参加者の記録付けやポイント申請が簡素化されました。
これにより担当職員の事務作業も軽減され、参加希望者の増加にも対応しやすくなるなど、介護予防と高齢者支援の両面で効果を上げています。
姫路市では令和6年度より、ベスプラのアプリを活用した健康ポイント事業「ひめさんポ」を開始しました。
スマートフォンを持つ市内65歳以上の高齢者を対象に、アプリが提示する運動や食事目標の達成、市が指定するイベント参加などで健康ポイントを付与しています。貯めたポイントはPayPayポイントやgifteeに交換でき、日常の買い物に利用可能です。
デジタルを活用することで、高齢者が楽しみながら無理なく健康習慣を身につけられるよう工夫されており、外出機会の創出やフレイル予防を図ることで「健康長寿のまち・姫路」を目指す取り組みです。
姫路市は兵庫県内初の導入自治体となり、紙のポイントカードからデジタルへの移行に成功したケースとして注目されています。
渋谷区の「ハチさんポ」は、区とベスプラが協働し2024年1月に開始した介護予防ポイント事業です。
区内60歳以上が『脳にいいアプリ』で歩行・食事・脳トレ・区イベントを記録するとポイントが貯まり、デジタル地域通貨「ハチペイ」に交換できます。
紙台帳業務を大幅に減らし、スマホ貸与などデジタルデバイド対策と併せて継続率90%超を維持し、健康増進と地域消費を両立しています。
この他にも、埼玉県越谷市、愛媛県松山市、群馬県太田市をはじめ全国で多数の自治体が本サービスを採用しています。
自治体の規模や地域特性を問わず柔軟に対応できるため、大都市から農村部の町村まで幅広い導入実績があります。
いずれの自治体でも概ね順調に運用されており、参加者からは「スマホで楽しく健康管理ができる」「ポイントが貯まるので励みになる」といった好意的な声が聞かれます。
行政側でも中断することなく継続実施されていることから、住民の健康増進という目的に対し十分な手応えを感じているものと考えられます。
「脳にいいアプリ×健康ポイントサービス」は、介護予防や高齢者支援、そして医療費抑制といった自治体の重要課題に合致したソリューションです。
既に述べた通り、共通アプリの活用による低コスト・短期間導入が可能でありながら、高齢者の健康行動を効果的に促し、地域経済にも波及効果をもたらす一挙多得の施策となります。
自治体職員の負担軽減や事業の見える化といったメリットも大きく、行政DXの一環としても位置付けられる取り組みです。
本サービスの活用により、自治体の健康ポイント事業は紙からデジタルへと進化し、より持続可能で魅力的な市民サービスへと生まれ変わります。
介護予防の推進、健康寿命の延伸、そして医療費削減というゴールに向けて、ぜひこの実績ある共通プラットフォームの導入をご検討ください。
自治体様それぞれのニーズに合わせたカスタマイズや運用支援も万全です。私たちベスプラは、貴自治体のパートナーとして高齢者がいきいきと暮らせる地域づくりを全力でサポートいたします。